白百合*花の蜜 ★プール更衣室

「実香、ウエスト細ーい!!」

「意外に下着カワイィ~」

 ……あたしは更衣室が嫌い。

 皆、女同士なのに、人の裸をジロジロ見てくる。

 プールは好きだけど、水着に着替えるまでがイヤだなぁ……。

「実香」

 明るく可愛い声で、名前を呼ばれる。

 振り返らなくても、

 ……振り返るのにドキドキしてしまうその女の子を見ると、水着姿にまたドキっとしてしまった。

「……麻美、スク水も似合うなぁ~」

「そう? 実香もスタイルいいから、可愛いよ?」

 麻美の視線がゆっくり、下に行く……

 あたしは更にドキドキしてしまう。

 なんだか、この間から……

 麻美を意識しちゃって仕方ない。

「よーし、プール行こ~」

「早く温水に入りた~い!!」

 みんなが続々と更衣室を出る。

「あ、じゃあ行こうか麻美……」

 言いかけたあたしの腕に、細い麻美の手がそっと添えられる。

「待って、実香」

 上目使いで見上げる麻美に、あたしは何となく、次の言葉が読めた。

「……しよ?」

 バタン、とドアを閉めて、二人きりになった更衣室の鍵をかける麻美。

「えっ、麻美……」

 あたしがうなずく前に、もうその手は……

 あたしの胸の膨らみの上に、置かれた。

「ち、ちょっと、麻美っ……」

「実香、すごいドキドキしてる。水着越しでも、ほら……」

 二つの胸を持ち上げるように、両手で触られて……

「んっ……」

「ね。皆は私たちが来ないと、怪しむかな」

 なんて言いながらも無邪気な笑顔。

 麻美はなんでそんな余裕なんだろ……

「そ、そーだよ、変に思われちゃ……ぁああっ……!!」

 水着の上から先端を掴まれる。

「そうだよね、こんなことしてるんだもんね」

「んはっ……ぁ、麻美……」

「こんなに乳首立っちゃったまま、みんなの前に出れる?」

 キュっと捻られると、ジンジンしちゃう……

「……麻美っ……だめ、やめて……」

「やめて? またウソつく~……感じてきてるくせに……」

 そう言うと、麻美は水着の上から、そっと噛みつき……

「ぁああっ!!……」

 もう片手は円を描くみたいに胸を揉み、あたしは息が弾んでく……

「水着、邪魔だよね……脱いじゃおか」

「え……」

「ね? 実香……」

 肩からゆっくり、降ろされて……

 あたしはただ、そんな麻美にドキドキしてる。

「……抵抗、しないんだ」

 肘の部分まで降ろされて、姿を表したその胸は麻美の前でツンと立つ……。

「かわい……」

 ニコリと浮かぶ麻美の微笑。

 あたしは、これに弱い……。

 学校で同級生とか下級生に慕われるのは、フツーに嬉しい。

 でも、……なんてゆーか、ラブレター的な物をもらうのは複雑。

 だって。そこにあるのはカッコイイとか彼氏になって、とか。

 彼氏って……

 ――あたし、女のコとしての魅力ゼロ!?

 ……なんて思ったり。

 逆に麻美は、女のコらしさのカタマリみたい。

 おしとやかで、儚げで、笑顔にはずむ声が可愛くて。

 でも、その麻美が……

「実香……すごく色っぽい」

 なんて言いながら、直接やんわりと胸に触れてくる……

「んんっ……」

「やわらかい……可愛い……」

 甘い言葉をかけられながら、左右の胸をそれぞれ違う負荷で揉みしだかれて……麻美に、溺れたくなっちゃう。

 ……女のコ同士なのに。

「は……ぁあっ……麻美……」

「実香……もっと良くしてあげる」

「ふぁああ……んっ……!!」

 右側の乳房を口に含まれて、吸われながら舌で転がされる。

 左側は指で摘まれたまま、その全体を激しくこねられて……

「ぁああっ……麻美……!! だめ……授業に、行かなきゃ……ぁあっ……!!」

 そう言っても、止められるどころか、ますます激しくされて……

「ぁあああっ……ァっ……はぁあ……ん!! 麻美……っ……ぁっ……ぁあ……!!」

 ドアにもたれながら、麻美からの刺激に震える……。

 ……下半身も、熱くなってるのを感じる……。

「ふふ……実香、プール入る前から、水着を濡らしちゃダメじゃない……」

「………あっ……それは、だって麻美が……!!」

「もっと濡らしたげる……授業なんか、出られないように」

 ……そんな麻美の言葉にも、あたしは感じてまた濡れる………。

 水着の上から、あたしの割れ目をなぞる麻美の指……

「んんンっ……」

「直接、さわって欲しい?」

「………う、うん……」

 恥ずかしいけど、もうあたしのカラダにスイッチ入ったのはバレてるし……

 麻美がニっコリ微笑むから、その手で……指で、触れられたくて……

 水着の横から細い指が入ってきて、あたしの割れ目で、ニュルニュル滑る。

「ぁ……あっ………」

「今日は、実香と二人で気持ち良くなりたいな……」

「あっ………ふ…たりで、って……?」

「ふふ……。ね、来て……」

 麻美があたしの手を取り、更衣室の床にタオルを敷いて寝転がる。

「実香……脱がせて……?」

 上目使いで見上げる麻美。

 ……麻美はいつか、こんな風に男の子にもおねだりするのかな……

 ……そんなの、なんかヤだなぁ……

 麻美の水着を肩から外して、ゆっくりずらす。

「……麻美、胸おっきい……」

「ん……」

 てゆか、麻美は色白だから……乳首の色まで薄いピンクで、ドキドキしちゃう。

 つい手を伸ばして、小さな乳首に触ってみる。

「ぁ、ん……」

 だんだん弾力が出てくる。

 気持ちがいいのかな……立ってきてる……

「ぁ……実香……もっと……」

 目を閉じた麻美が、あんまり可愛くて……

思わずその唇に、自分の唇をそっと重ねてみた。

「んっ………!?」

「あ……ご、ごめ……」

「……ううん。嬉しい……実香からキスしてくれるなんて……」

 両手を伸ばして、あたしの首に巻き付ける麻美。

 誘われるように、またキスをして、舌を絡め合って……

 両手で麻美の胸を触る。

 暖かくて、やわらかい。

 すべすべで気持ちがいい……

「ん……はっ……」

 漏れる吐息が色っぽい。

 可愛い麻美……

 誰かに、他の人になんか、渡したくない………。

「ね、実香……反対向いて……?」

「え?」

「69……しよ?」

「……!!」

 シックスナイン、てやつ……!?

 そんな……

「恥ずかしすぎるよ~……」

「だって……一緒に気持ち良くなりたいんだもん……」

「わ、分かった………これでいい?」

 あたしは麻美の上に四ん這いになったまま、麻美にお尻を向けた格好になる。

「あ。さっきよりも水着、濡れてる~」

「やっ……そういう麻美だって……」

「実香とエッチしたくて、ソコうずうずしちゃうの」

「うずうずって……わ、麻美っ……」

 股の部分の水着をずらされる。

「かわいい……実香のココ……」

「や、やだ……ぁああ……っ!!」

 いきなり麻美の指が、あたしの中に入って来た。

「ぁ、あっ……ああっ……」

「ね……私と同じことしてみて……?」

「はっ……ん、……う……ん……、っ……ぁ……」

 ゆっくり指を出し入れされて、カラダが震える……

 それでも麻美が開いた足を覗き込んで水着をずらすと、濡れた割れ目が見えて……

 きれい……いやらしい……

 麻美の、ココ……

 指で割れ目を撫でて、ゆっくり……中に入れてみる。

「ぁあ……んっ……実香……っ……」

 麻美の甘い声。

 あたしへの指が一瞬止まる。

 可愛い。

 もっと聞きたくて、指の動きを早める。

「ぁ……ぁあっ……ぁああんっ……!!」

 すご……中が熱い。

 あたしの指に絡み付くむように、締め付けてくる。

「んっ……実香も、一緒に感じ……て……」

 麻美の指が動き出す。

 さっきより、強く、早く。

「ぁああ……!! や、んんぁあっ……!!」

 二人でお互いの性器を触れ合ってる。

 あたしが麻美にしてることは、あたしがいま感じてるこの、快感。

 それならもっと、感じて麻美……。

「ぁああん、実香……っああ……気持ちいいよぉ……!!」

 麻美の水着を出来るだけ、ずらしてみる。

 と、よく見える麻美の秘部は……

 指に絡んだ透明の愛液が糸を引いて伝い、ぷっくり腫れたピンクの唇みたいに……

 出し入れされるあたしの指に、わなわな震えてる。

「ぁっ……あ、ああっ……実香っ……」

「麻美のココ、かわいいね……」

「んっ……実香のも……、ね……舐めたいから、もっと……腰を落として?」

「……えっ……う、うん……」

 恥ずかしいけど、ゆっくり腰を落とすと……

 太ももを抱えられ、指とは違う温もりが、ペロンと割れ目を舐める。

「ひゃうっ……!!」

「あん、逃げないで実香」

「う、うん、……ひぁ……っ……ぁ……ああっ……」

 麻美が指をゆっくり出し入れさせながら、舌をいやらしく這わせる。

 あたしの一番敏感なトコには触れず、避ける様に、舌先を走らせる。

「あっ……は、はぅっ……んん……っ……!!」

 わざと、じらされてる……!!

 ちょっとうらめしくて、あたしも麻美に指を出し入れしながら、もう片手で麻美の舌を真似る。

 同じように、麻美のクリに触れないように……

「んはぁああっ……!! あ、実香っ……ぁ、ぁあああっ……!!」

 麻美が、中があたしの指をキュウっと締め付けてきた。

 感じてるのかな……

「んっ……実香……ぁ、ふ……」

 麻美が尖らせた舌先で、あたしのクリを……ちょんと弾く。

「ぁあああ……っ……!!」

 そのまま、イタズラされるように、何度も軽く触れる。

「あ、ああっ……麻美……!!」

 たまらなくなって、あたしも同じイジワルをして返す。

 指先で軽く、麻美の小さなクリをちょんちょんとつつく。

「ひゃあん……実香……っ……!!」

 と、麻美の指の出し入れが早くなる。

 なのにクリには、相変わらず少ししか触れてくれない。

「はぁっ……あっ……麻美……っ……ぁあ、ぁあああっ……!!」

「んんっ……ぁ、実香……すごい、濡れてきた……」

「だ、だって麻美が……ぁあああっ……ああっ……!!」

 舌でひと舐めされては、おあずけ。

 そしてまた、ひと舐め。

 ……だめ……

 もっとちゃんと舐めて欲しい……っ……!!

 確実に、指で中を擦られる秘部はどんどん熱くなるのに……

 一番敏感なクリを舌でひと舐めされては、じらされる……

 カラダが快感にうずいて、ビクビクと震えてしまう。

「んっ……ふぁああっ……あっ……麻美っ……!!」

 あたしも、出し入れする指を加速させる。

 だけどクリには、ちゃんと触ってあげない。

「ひんっ……実香……っ!! ぁ、あ……っ……あああ……っ……!!」

 二人でイジワルしあってる。

 と、その時……

『コンコン』

 誰か、ノックしてる……!!

「誰かいるのー? 石原さん、新倉さんー?」

『や、やば……先生!! 麻美、どうし……ぁあああっ……!!』

 麻美が、急にあたしのクリを、激しく舌で愛撫しはじめる。

『ぁあっ……く、んんン……っ……!! ぁ、麻美っ……だめぇえっ……んは……あっ……!!』

 先生が、ドアノブをガチャガチャ回す。

 もしかして、鍵を開けて入ってくるんじゃ……

 なのに……

『んふぁっ……!! ゃ、やぁあっ……だめ、だめぇえ……!! ぁ、あぁあんっ……!!』

 麻美が膣内で動かす指を加速させて、舌先では激しくクリを転がす。

 気付かれちゃダメなのに……声が……出ちゃうよ……!!

『だめっ……麻美、ぁああ、だめぇえっ……!! そんなにしたら、……見つかっ……ちゃ、うっ、……ぁああ……!!』

 先生がドアの外にいるのに……

 あたし達がサボってることバレてるのに、こんな……

 麻美のイジワルが、気持ち良すぎて……

 あたしはイジワルを仕返すどころか、ただ快感に身震いして、必死に声をこらえるだけ……。

『んっ……んんぅっ……!!』

 涙目になってくる。

 麻美が激しくする指も、舌先も、気持ちがいいのに、声をこらえなきゃいけないなんて……

『……っ……ぁ……はっ……!! ……ゃ、あっ……あぁあ……っ……!!』

 どんどん気持ちよくなってくる……

 こみあげる快感に、カラダがビクビク震えちゃう。

 それに気づいて、麻美が、つかんでたあたしの太ももを……内股を、撫でる。

「ひぁ……ぁああっ……!!」

 くすぐったいような悪寒に、あたしの声が弾む。

 しかも麻美が指を3本に増やして、グチュグチュ音を立てて中をかきまわしながら、唇ではクリを軽く吸い、舌でチロチロ舐められて……

『……だ、だめっそ んな、の……やぁああ……っ!! ぁ、ぁあっ、……んはぁああ……!!』

 ……だめだって思うほど、興奮して気持ち良さが増してくる。

 麻美の上で、麻美への愛撫をするどころか、湧いてくる熱い波に身震いして……

 気持ち良さに、頭が真っ白になる。

『あ、ゃっ……ああああぁっ!! や、だめ、もぅあたしっ……ほんとに、だめぇえっ! ぁああっ、あぁあああ……!!』

 激しい麻美の愛撫。

 こんな状況なのに……

 ちがう、麻美はこんな状況でも、むしろ楽しんでるんだ。

 そんな余裕のないあたしは絶頂に襲われて、全身が快感で痺れてくのを、止められなくて……

「……んっ……ぁ、や……ぁあああああっ……!!」

 行き場のない情熱を、声にして出してしまう。

 力が抜けて、麻美の上でガックリと果てて、全然呼吸が整えらんない。

「はぁっ……はぁっ……あっ……っ……!!」

「……ふふ。実香、すごかったね。おっきな声で、先生いたらバレてたよ?」

 クスクスと悪戯に笑う麻美。

 ……あぁ、そっか。

 先生がもういなくなったと分かったから、麻美はあんなコト……。

「……も~っ……こらぁ、麻美……!!」

「きゃっ……!!」

 恥ずかしいのを誤魔化そうと、麻美の水着を脱がせる。

 そして姿を表す、大きくて綺麗な形の胸、くびれた腰。

 麻美の、秘密の花園……。

 ムラムラっとくる、って……多分こんな感じだ。

 麻美の魅力に、そそられる……

 ――今度は、あたしが麻美を襲ってあげる。

 やわらなか丸みのある、女の子の裸。

 ドキドキする。

 どう愛撫しようかと思うとゾクゾクして、自分の方が濡れてしまうのが分かる。

 中央を避けて、そっと触れてみる麻美の胸は……とても柔らかい。

「んっ……実香……」

 それぞれの乳房を、その先に向けて両手で撫でるように掴みながらそれを繰り返すと、触れてもないのに、そこが立ってくる。

とがった先を、舌でそっとひと舐めすると、

「ひゃぅ……っ……!!」

 と反応する麻美が可愛いらしい。

 もっと見たくて、柔らかく転がしてみる。

 麻美のカラダと声が、弾みだす。

「あっ……ん、ぁあああっ……実香……」

 強くすればもっと違う麻美が見られるかと、二つの胸を少し乱暴に揉みながら、乳首を吸ったり甘噛みしてみる。

「はっ……ぁあああ、ぁんっ……ぁああ……!!」

 感じてる顔、凄く可愛い……。

 でも、あたしのやり方で、麻美を気持ち良く出来てるのかな。

 そう思って、……確かめてみたくて下に手を伸ばす。

「……っぁあ……!!」

 クチュッと熱く絡む蜜。

 ねっとりと、ぬるぬるとした愛液が、あたしの指を滑らせる。

「麻美、すごい濡れてる……」

「んっ……実香が触るから……」

 麻美が感じてる……あたしの行為で。

 ちゃんと見たくて、あたしは下腹部へと舌を滑らせキスをしながら、麻美のソコへとたどり着く。

 同じ女の子同士でも、あたしのとは少し違う。

 顔や体系が違うように、性器も人によってそれぞれなんだなぁ、なんて思いながら。

 薄い毛をかきわけて現れるピンクの小さな花びらは、つやつやに濡れていて、いやらしくて、エロくて……可愛い。

 そっと手を伸ばして、花びらをなぞる。

「んっ……ぁあああっ……実香……」

 分かるよ……ココが感じるんだよね?

 膨らんで充血したクリ。

 そして蜜が溢れる、その中……

 テクなんてないけど、同性だから分かる気持よさをあげることなら……あたしにだって出来る。

 指の腹で優しく、麻美の小さな突起を撫でる。

「ぁ、んっ……!!」

 ビクっとしなる麻美の足を広げて、ゆっくりソコをこねながら、もう片手で包皮を押し上げて、麻美のクリをハダカにする。

 そして愛液と絡めて、クチュクチュと回して転がす。

「……んんっ……ぁ、あぁああ……っ!!」

 更衣室に響く、甘い声……

 エロいなぁ……

 友達の、麻美のこんな姿を見てるのは、あたしだけ。

 たまらなくなって、今度は舌で……麻美のクリを舐めてみる。

「ぁ……ああっ……実香……あぁ、んんぁあああっ……!!」

 優しく、ゆっくりと、包み込むように転がして……

 変化を与えながら、たまに強く刺激してみる。

「ぁああ……っん、あぁあああ……!!」

 きっと自分がこんな風にされたら……という感覚で、手に取るように分かる、麻美の快感。

 でも思った以上に、目に見えて蜜が溢れてくる。

 だからもっと良くしてあげたくて、ピンク色の花びらをなぞって、その中に……指で割って入る。

「ぁあああ……っ、あ、実香……っ……ふぁ、ぁあああっ……!!」

 熱く震える、麻美の中。

 あたしの指を歓迎するみたいに、招くように吸い付いてくる。

 クリを舐めながら、ゆっくり動かし始めて……だんだんとスピードをつける。

「ぁ、やぁああ、実香、んぁああっ……すごい、すごいよぉおっ……あぁあああ……!!」

 麻美がカラダを浮かせて、自分でも腰を振りだす。

 わがままに、ねだるみたいに……

 そんな姿も……かわいい。

 いつもあたしを振り回して、困らせる麻美を、今はあたしが逆の立場に、優位に立てた気がして……

 激しく麻美を愛撫する。

「ゃ、ぁあ、……ぁあああ!! 実香、実香……っ……あぁあああ……!!」

 ビクビク震える麻美の体内で、麻美の波の動きが分かる。

 だから舌をますます機敏に、指は増やして動きは速めて、

 ……導いてあげる。

「あぁあああ……!! い、イく、実香……ぁ、ふぁあああ!! ぁっあぁああああ……っ……!!」

 昇りつめて果てる姿も、あたしだけが見ることの出来る麻美の恥ずかしい場面。

 愛しいよ、……もう離さない。

 ――終業のチャイムが鳴るころ。

 あたし達は、先に制服に着替えて教室に戻るところだった。

「ふふっ……みんな、怪しんでるかな。水着には着替えたのに、二人で消えちゃうし」

 髪を揺らして、いたずらに笑う麻美。

 天使のような小悪魔の素顔。

 みんなが怪しんだとしても、まさか更衣室で、あたし達が……

 何をしたかまでは想像もしないだろうし。

「テキトーに言っとこ。実際、髪がバサバサになっちゃうのイヤだし」

 それよりも次の授業が眠くなりそうだなぁ、なんて考えてたら、麻美があたしの腕に絡み付いてきた。

「実香……また、……しようね……?」

 ……ずるいなぁ。

 そんなに可愛い顔で言われたら、断れない。

「実香……?」

 あたしがうなずかないから、返事を求めるみたいに覗き込んでくる。

 すがるみたいに、あたしを求める。

 仕方ないなぁ……

「麻美」

 立ち止まって、向かい合って名前を呼んだら麻美が泣きそうな顔をした。

 何を言われるのかと、おびえる子犬みたいに続きを待ってる。

 そんなに、不安?

「考えたんだけど……あたしね」

 揺れる長い髪。

 涙にうるんだ、大きな瞳。

 それを見たら……なぜか微笑んでしまう。

 自然に想いが言葉になる。

「麻美のこと好きだよ」

 こんなことを言ってしまったら、……なんて後先考えなかった。

 ただ伝えたくて。

 麻美はやっぱり驚いて、目を見開いた。

 でもすぐ嬉しそうな顔になって、あたしの胸に飛び込んできた。

「うれしい……!! あたしも、実香がだいすき……!!」

 そんな答えに、今度はあたしがびっくりしたけど……

「……みんなには、内緒ね」

「うん……!!」

 無邪気に喜ぶ麻美。

 それを見て、なんだか自然に納得した。

 そういえば麻美が言ってた『好きな人』って、あたしだったんだとか。

 麻美のわがままは、あたしの前だけの、特別だったんだとか。

 ……実はあたしの方が先に、あたしをちゃんと『女の子』扱いしてくれる麻美を、意識してたのかも知れないなんて……

 恥ずかしいから、言わないけどね。

禁断りんご since2018.12.24