生意気な制服
大虹蓮水処女小説。
2006当時のまま掲載
「さぁ彩乃。二人だけの長い夜を、これからじっくりと味わおうか」
彩乃の栗色の髪に太い指を通しながら、脂汗で鼻と額を光らせ、クッと口角を上げ卑しく笑う体育教師。
「な……っ、何すんだよ、岩岡ぁっ!!」
乱暴に毛束を掴まれ、それでも強気に教師を見上げる彩乃。
これから自分がされることの想像は、放課後呼び出された時には全く出来なかった。だが、この狭い体育館器具室で鍵を閉めた岩岡に、不吉な違和感を覚えた時には遅かった。
自分のネクタイで両手を後ろに縛られ、解こうとしながら相手を睨み付ける彩乃。しかし彼女の反抗的な態度は、同情を引くどころか岩岡の嗜虐心を煽るだけだった。
岩岡は彩乃のブラウスを掴んでボタンを引き千切り、邪魔そうに下着まで剥ぎとる。そして怯んだ彩乃の白く美しい曲線を露わにし、じっくりと堪能するように指でなぞる。
「やっ、やめろ変態!! テメェ分かってんのかよ、あたしにこんなことしたら、どうなるか!!」
強気な口調と裏腹に逃げようと後退るも、背中が跳び箱に当たり逃げ場のない彩乃に、小太りの教師は怯むどころか薄笑いを浮かべてにじり寄り、両手で乳房を鷲掴み荒々しく揉みしだいた。
「ゃ、やぁっ……やめろ、……やだ、んっ……やめてぇええ……っ……!!」
男の手にも余る、たわわな二つの実は、先端をも容赦なく捻られ弾力を増していく。
教師に、汚らわしい大人に身体を弄ばれることの恐怖と屈辱で、縛られた手を解こうともがきながら悔し涙が頬を伝う彩乃。それが一層彩乃を魅力的にさせ、岩岡の欲望を増幅させていく。
――辻原 彩乃という生徒は、学園の中でも一際目立つ存在だった。
細身で小さな躰から放たれる乱暴な言葉遣いと、挑発的な大きな瞳。口さえ閉じていれば、男子生徒ばかりか教師でさえ視線を奪われる程の、美しい器量の持ち主。巻き髪がやんわり揺れる仕草と長いまつ毛は、彩乃の育ちの良さを思い出させた。一人っ子でご令嬢という環境が、この生徒を怖いもの知らずにさせていたのだ。
そして教師も、『学園の金づる』の彩乃の反抗には、注意どころか目を瞑りただ媚びているだけ。彩乃もそれを分かっての横柄な態度で、他の生徒の反感もまるで気にならなかった。
しかし、この日の岩岡は違った。
いつも作り笑顔で彩乃に下手に出ていたくせに、これが本性だと取り繕うことなく、下衆な罪人のような含み笑いでこちらを見下している。
……何を言っても無駄だ。
それを悟った彩乃は、心臓が凍りそうな恐怖を感じた。
マットに押し倒され、太ももを這う手はスカートを捲り、大きな体は強引に両脚を開かせる。下着の上から恥丘をなぞられ、ビクリと躰が震える。我がままが通用してきた彩乃も、今は……相手を制する言葉が見つからない。
これから、本当の恐怖が始まるのだ。
まだ誰にも見られたことも、触れられたこともない領域へと、岩岡の指は容赦なく下着を捲くり侵入する。
いやらしい視線と人差し指が、彩乃の恥部を拡げた。
信じられないほどの羞恥心に、彩乃は涙し懇願する。
「いやぁぁぁああっ……! おねがい先生、やめてよ、 ……みないでぇえ……っ……!!」
しかしそんなことに構わず、指で剥き晒した小さな桃色の肉芽を、岩岡の太い指の腹がなぞり犯す。
「ゃ、……はっ……!? ……ぁ、あぁ……っ……!!」
思わぬ甘い感覚に声を漏らした彩乃は、それが性的な快感だとすぐに気付いたが、頭では否定した。岩岡相手に、まして強姦されているのに、それを認める訳にはいかないのだ。
しかし岩岡はそれを見抜いた上で、彩乃の一番敏感なそこを丁寧に撫でる様に強く弱く擦り、さらなる快感へ導こうと執拗に愛撫する。
彩乃は懸命に拒絶しようにも、どうしようもない快感に襲われ、体の芯が熱くなっていき、耐え切れない感覚は言葉になって溢れ出る。
「……っや、やだぁあっ……ぁあっ……そこ、だめっ……へん……っ……!! ぁああっん、んっ……ふぁああっ……せんせぇえぇっ……!!」
彩乃の閉じた蜜壷から一筋の透明な雫が静かに滲み、滴り落ちた。
岩岡は狂喜した。
普段は反抗的で、教師を馬鹿にしている生意気な生徒が、淫らにも大きく開脚させた躰の中心から涎を垂らし、恐らく生まれて初めて岩岡の手によって性的興奮を起こし、欲情しているのだ。
「ぁああっ……ゃだ、やだぁあぁっ!! ……せんせぇっ……んあぁあっ……!! やめっ……!!」
感情では拒みながらも彩乃は、岩岡の卑猥な指の動きに熱い蜜を潤していく。
「やめて欲しいのか? 嘘を言うな……こんなに濡れてきているぞ? お前は俺に犯されながら、俺に感じているのだ」
岩岡の指がそれを掬い、彩乃の勃起した肉芽に塗ると、潤滑の良くなったそこは一層激しく岩岡の指を滑らせた。
「ゃぁあ……っ!! ぁあ、ダメぇえっ、ぁああっ……ぃゃ、もう、んぁ、あっ……ああっ、……ぁあぁあああああ……!!」
彩乃は、込み上げる初めての熱い疼きに耐え切れずに……
涙と涎と愛液をだらしなく滴らせながら、急激に快感の限界に昇りつめた躰を震わせることしか出来なかった。
「くくっ……どうだ、俺に犯されイッた気分は……」
呆然と涙する彩乃の秘裂からは、だらしなく蜜が溢れ、ポタポタとマットを濡らす。
「どうした……まだ始まったばかりだぞ? お前への辱めは……!!」
まだ快感の余韻に浸る彩乃の体に、今度は二本の太い指が強引に捩じ込まれた。
「ひあぁっ!? や、やぁ、……あぁあああっ……!! いや、だめっ……ぬいてぇっ……!! ぁっあぁああ……!!」
絶頂したばかりで敏感なそこを、容赦なく激しく掻き回す岩岡の指に、彩乃はもう堪えることを諦めた声をさらに荒げた。
凌辱の手は再び彩乃の陰核へも及び、両箇所を激しく攻められては、信じられない程の快感にただもう身を任せるしかない。
「ぁああああっ!! ……ぁあ、せんせぇえっ……やめてぇえ……っ!! ……もぅ、……ぁあっ……こんなの、んぁっ……やあぁああっ……!!」
躰の反応と裏腹なことを口にする彩乃に、岩岡は優しい声で服従を促した。
「イク時はイクと言え。それが出来たら……もっと気持ちいいことをしてやるぞ……?」
耳元で囁かれる声に、ゾクゾクと背中を快感が駆け廻る。
彩乃は観念したように眼を閉じ、さらに甘い声で鳴き喚いた。
「ふぁ、あぁあああ!! だめぇえっ……!! んぁぁあっ!! んんっ!! ……も、
……っくぅぅ!! イッちゃぅょぉお!! せんせぇぇっ!! ぁあ、ひぁあぁああああっ……!!」
再び絶頂に差し掛かっていたその躰は羞恥心や理性よりも……
ただただ岩岡から与えられるさらなる悦びを欲し、それが彩乃を素直にさせた。
激しい快楽に身悶えビクビク震える秘部は、とどまることなく溢れ滴る蜜で妖しく輝きを放つ。
それを凝視しながら岩岡は舌なめずりし、彩乃の淫泉に貪りついた。
「ようやく素直になったな……ご褒美をくれてやろう」
「やっ……やぁ……! やめ……っ……あ、あぁあああぁ……っ!! ……ひぁ、いやああぁあっ……!!」
小太りで無精髭も生え脂ぎった顔、教師といえど好感の持てない男に……
舌先でクリトリスを擦られ吸われ、激しく出し入れされる三本の指で、快楽というものを躰に嫌と言う程教え込まれる……。
グチュグチュと凌辱を思い知らすその音すら、彩乃の感覚神経を更に敏感にさせた。
「やぁああぁあっ!! や、ぁあ先生っ、また、いっ……イクぅ! イッちゃぁあああああ……!!」
「――さぁ。これをどうすればいいか分かるな」
赤黒い岩岡のそれは、彩乃にはグロテスクな凶器に見えた。
こちらの肉欲を解放するのはこれからと、強く堅くいきり立った岩岡自身を強引に口の中に捩じ込む。
鼻を突く臭いと喉まで挿入されたモノに、むせ返り嗚咽しそうな彩乃に構わず、岩岡は激しく彩乃の口内を侵す。
その荒々しさの苦痛と屈辱の中に、……彩乃はいつしか、奇妙な高揚をも感じていた。
小さな窓の位置に昇った月の光が、締め切られた体育器具室を明るく照らす。
朝まで逃れられないこの状況で岩岡の本当の凌辱は、この鈍器によって確実に行われるだろう。
……その時、自分は一体どうなってしまうのか……。
嫌いな教師に自分の体を弄ばれ辱められ……これ以上自分を襲うそれは、一体どんな……。
気がつくと彩乃は自らも舌と唇を使い、包み込むように吸い付き、唾液で滑らせた裏筋を強く舐めあげていた。
岩岡は、満更でもなさそうな彩乃に暗黙の了解を悟り、髪を掴んで微笑んだ。
「いやらしい奴め……そんなに欲しいのなら、自分で脚を広げろ」
彩乃は仕方無く命令に従い、脚をゆっくり広げた。
しかし目を伏せ頬を赤く染めた表情は、まるで恋する乙女のようで、汚された筈の彩乃は月明りに輝き、近寄り難い神聖ささえ纏っていた。
――だがそれを、あえて土足で踏み躙ってこその『狩り』である。
膝を掴んでさらに開脚させ、トロトロと泉沸くそこに岩岡の強欲を滑らせピチャピチャ水音を立てる。嫌々と小さく首を振る獲物の仕草に我慢がならず、岩岡は一気に彩乃へと挿入させた。
「ゃっ……ア、……ひぁああああっ……!!」
狭く熱いうねりで迎え入れ激しく伸縮する熱い腟を何度も擦り上げると、そのたびに綾乃はか弱い甘い声で涙する。
「……ぁあ、先生ぇえっ……!! ……ぃ……あっ、……ああ、ひ……っぁ、ぁあああああ……!!」
――……これで、もうこの生徒は、完全に自分の支配下だ。
柔らかな乳房を味わおうと、激しく揉みあげるたびに、彩乃は悦びで中をうねらせる。
犯しているのはこちらなのに、まるでもっとと要求されているようだ。
もう制御など出来ない程、射精を促すような腟の締め上げに、負けじと奥を突き上げると、彩乃はもう声も上げることも出来ずに背中をのけ反らせた。
絶頂を感じている彩乃の激しい伸縮に岩岡も限界を感じ、ギリギリまで引き抜いて鋭く突くと、欲望をドクドクと開放させた。